
Sさん
「私は○○に住んでいますが、この辺りでそちらから捕獲器を借りた人はいらっしゃいませんか?」
環境衛生課 Oさん(以下Oさんと書きます)
「それは言えませんよ、それに近所の人がかけたとは限らないし、他の町内でかけるかもしれないしね」
Sさん
「なぜお聞きしたかと言うと、室内飼いの猫が脱走してしまいました。それで心配で心配で・・・」
Oさん
「一歩でも外に出したらだめですよ」
Sさん
「でも、市から頂いた登録番号の付いた首輪を付けています」
Oさん
「登録して首輪を付けていても、家の中だけで飼わなければダメ。外に出したらだめです、家の中で紐で縛っておけば逃げない。」
Sさん
「家は(26匹全部)ケージ飼いです。夜は窓を閉めてケージから出してあげますが、昼間は夏ですし窓は開けてます。それで1匹逃げてしまいました」
Oさん
「猫を冷房の部屋に入れて窓も開けなければいいでしょ」
Sさん
「私は貧しいしクーラーは使えません。扇風機をかけて窓を開けています。」
Oさん
「猫を外に出してはいけないと、焼津市の条例で決まっているのですよ」
Sさん
「え〜、いつからそんな条例があるのですか?」
Oさん
「昭和62年からです」
Sさん
「私はその頃は活発に救済活動をしていましたから、そういう条例には敏感ですが、聞いたことありません。本当に条例で決まっているんですか?」
Oさん
「あぁ、条例ではないが、焼津市の約束事として62年から決められている」
Sさん
「そんな事はないと思いますよ、その頃は仲間と焼津市長と野良猫を減らす事について前向きに話し合ってた頃ですから」
Oさん
「取りあえず絶対に出さないように、自分の猫の一日の行動くらい把握してくれなきゃあ」
Sさん
「努力はしていても出ちゃう事はあるんです」
Oさん
「サザエさんの漫画見てないの?」
Sさん
「は〜?」
Oさん
「サザエさんとこは猫を絶対に自宅の敷地内から出さないんだよ、私だってイヌの糞や猫の糞が毎朝玄関の前にあってずいぶん迷惑しているんだ」
Sさん
「犬は散歩させてる飼い主が取らなくてはいけませんよね」
Oさん
「それじゃあ猫はいいのかね?猫だって同じだ。迷惑している人がいっぱいいるから、出しちゃいけないと言っている」
Sさん
「苦情を受ける役目の仕事は嫌なことかもしれないけど、動物嫌いの人の意見ばかり100%聞いてるじゃないですか?私だって近所で迷惑だと思うことはあります」
Oさん
「嫌なことがあれば直接名乗って言えばいいでしょ」
Sさん
「残念ですね、ご近所は持ちつ持たれつ互いに助け合って、どうしてもっていう事がない限り我慢が必要ですよね、昔は少々のことは許しあったもの」
Oさん
「あのね、昔のことをここで言ってもしかたないでしょ、今は現在の話をしよう」
Sさん
「わかりましたよ、何を言ってもわかってもらえない事が。でももう一度聞きます。外に出ている猫はどうされても仕方ないという事ですね」
Oさん
「はい、そうですよ。餌をくれる人がいるから困る、、毒を入れてる人だっているんだ」
Sさん
「・・・・・(毒・・・愛情のひとかけらもない言葉に)もうお話しする気力も失いました、、、そういう所にこそ動物の事を思いやる優しい方に来て頂きたいですが、あなたは適正ではないです。」
Oさん
「いたくているんじゃないよ、誰だってこんな所は嫌だ。」
Sさん
「では最後にもう一度聞きます、登録は何のためですか?首輪のナンバーも何のためですか?家から絶対に出してはいけないという決まり(誰が決めたかしらないけど)があるとしたら、登録の意味は全然ないと思いますが」
Oさん
「(きっぱりと)何と言おうが兎も角、家の中だけで飼うのが焼津の決まり!!!」
Sさん
「わかりました・・・」
Oさん
「名前を名乗ってください」
Sさん
「あなたなんかに言う義務はありませんし、言いたくないです。」
Sさん追記
62年から決まっていると言いましたが、その頃から市の方はたいへん協力的で、家に来てくれ家の動物の写真を撮って広報に載せてくれました。
県の保護協会の方々も自宅に来てくれ、庭の猫の小屋は固定資産税は払わなくていいと言い、野良猫の避妊に自費を費やしている私ににいつもお礼を言ってくれました。
私は毎年のように、県の「動物愛護」と題した動物保護協会の冊子に応募し、動物福祉の向上を願ってコツコツ自分の意見を載せてもらってきました。
(私の手元に送られてきたその冊子は、「動物愛護」と題され、副題に「図画・作文・私の意見 入賞作品集」とあり、かなりしっかりした冊子です。
その中にSさんの、動物に寄せる温かい文章が入選作品として載っていました)
| back |